「フルーチェ」が固まるメカニズム ~「ペクチン」について、そして低糖度ジャム~

誰もが食べたことがある、
あの「フルーチェ」を久しぶりに購入しました^^
子供の頃大好きでした。
私は断然イチゴ味派だった気がします。
フルーチェ1袋に対して、150mlの冷たい牛乳を入れてかき混ぜると、直ちにゲルしてきます。
急冷すれば…

あっという間にできあがり。
美味しい^^
*
フルーチェがどういうメカニズムで固まるかって、有名なのでしょうか…。
私は以前仕事でフルーチェっぽいものも作っていたので、
ちょっとそのゲルのメカニズムについて書いてみますね。
*
リンゴの皮や柑橘の皮などからは、
「ペクチン」という
水分をゼリー化(=ゲル化)させる物質が抽出されます。
ジャムなんかがちょっとゼリー状に固まってるのは、
このペクチンの作用です。
ペクチンには大きく分けて2種類あり、
それは「HMペクチン」と、
「LMペクチン」と呼ばれています。
じゃあその違いは一体何か?といいますと、
ものすごく単純な言い方をすると、
ペクチンの分子は
「手」のようなものを持っていまして、
この「手」が少ないのがHMペクチン、
多いのがLMペクチンなのです。

*
ここからは「手」の多い「LMペクチン」の話です。
この「手」は、カルシウムがあると、
それをがっちりつかんで、分子同士の橋渡しをします。

(Ca=カルシウム)
↑本当はここまで単純じゃないですが^^;
あくまでイメージです。
そうして網目状に橋渡しをされた状態っていうのが、
「ゼリーになった」状態なのです。
分子の網目の中に
水分が閉じ込められて固まるわけです。
*
…フルーチェの話にもどると、
フルーチェの原液の中にはこの
「LMペクチン」が配合されているため、
牛乳を注ぐと、
牛乳に含まれているカルシウムと
LMペクチンが反応して
直ちにゲル化するという訳です。
*
さて、じゃあ逆に「手」の少ない
HMペクチンはどうかというと、
こちらはたとえカルシウムを与えても、
ゲル化することができません。
HMペクチンは、「高糖度」で「低pH(≒酸っぱい)」
という条件にしてやることでゲル化するという性質をもちます。
ジャムを作る時、砂糖(糖度80%とか!)をいっぱい入れて、
レモン汁なんかを絞り入れるのは、
このHMペクチンをゲル化させるためです。
同じペクチンでも、ゲル化のメカニズムが随分違いますよね!
*
ちなみに……ですが、
最近はヘルシー指向が高まっていて、
「低糖度ジャム」がポピュラーです。
例えば有名な「アヲハタ 55ジャム」なんかだと、
糖度55%です。
昔ながらのジャムは、糖度が80%くらいと高糖度で、
HMペクチンでゲル化させるのですが、
40%~55%などというように糖度が低くなってくると、
HMペクチンでは固まることができません。
それでは、どうやってゲル化させているのでしょう?
そうです!
「LMペクチンを使い、カルシウムを足して固めている」のです♪
*
さて、このLMペクチンの素晴らしいところは、
「お砂糖の量に関係なく、カルシウムさえあれば固まる」
という点です。
このメカニズムを知って、私は
「お砂糖の量に関係なく固まるのなら、
お砂糖を全く使わずに、低糖質の甘味料だけで
『超・低糖質ジャム』を作ることもできるのではないか」
思いました。
市販の甘すぎるジャムはちょっと……という方や、
糖質を控えている方でも、安心してたっぷり塗れるジャム。
そんなジャムが、
家庭のキッチンで作れたら嬉しいですよね。
そこで、開発部での経験をヒントにして、
お砂糖を使わずに、ペクチンとカルシウムの力だけで固まる
『超低糖質ジャム』を、お家のキッチンでも作れるように
レシピとして整理してみました。
せっかくなので、こちらのブログを読んでくださっている方に、
このレシピを、 私のメールマガジンにて無料でプレゼントします^^
メルマガでは、レシピと一緒に
「甘味料をジャリジャリさせないコツ」や「ダマにならない溶かし方」など、
失敗しないための大切なポイントも動画付きで詳しく解説しています。
ぜひ、こちらのリンクから受け取って、安心で幸せな朝食を楽しんでくださいね。
【無料プレゼント】

